オウムは心を寄せる |
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2008-03-22 Sat 23:59
建物がひしめく繁華街の、鉛筆のような細い家の2階で愛情を求めて叫び続けていた一羽のオウムは、閑静な住宅街の子供が3人いるおうちにやってきて、そしてやっぱり毎日叫んだり自分を噛んだりしていた。
![]() しかし、そこの家のままさんは『ペット』というより『第4子』として面倒をみた。 40年以上にわたる『毛引き』や『自虐』や『絶叫』が、すぐに止まるわけではない。心の傷を治すには人間でも時間がかかる。『癖』は人間でもなかなかとれない。オウムだって知能が高いし、感情も情緒もある。 ![]() せっかく新しい羽が生えてきても、やっぱりすぐに齧ってしまう。手作りカラーをまいて、齧りにくいようにして、話しかけて、可愛がって、毎日の地道な触れ合いで、それで少しずつ、信頼関係ができていく。 ケリーちゃんが一番なついたのは勿論『お母さん』だ。二番目が末っ子の女の子。三番目が次男さん。犬もそうなんだけど、どうもオウムも『順位』をつけるらしい。『オンリーワン』になる子も多いからね。 ま、とにかく、毎日家族はちゃんと帰ってきて話しかけてくれる。なぜてくれる。ケージからも出してもらえる。おもちゃももらえる。ダンボールに首を突っ込んで、かじって遊ぶことも出来る。ケリーちゃんは次第に落ち着いていった・・・・。 ![]() その他に気を配ったのは『食の改善』だ。ケリーちゃんはひまわりの種の他には時々アーモンドチョコレートの中の『アーモンド』しかもらっていなかった。迎えてすぐに『りんご』をあげてみたそうなのだが、そのりんごを大切そうに持っていた姿がいとおしかったそうだ。いったい、何年ぶりに(いや、何十年ぶりに)もらったりんごだったんだろうね。 やせていたケリーちゃんは次第に健康をとりもどし・・・・・・ ・・・・卵まで産むようになった・・・・・コタツの中で・・・・・得意そうな顔をして見せたそうだよ・・・。 そう、コタツは大のお気に入りになった。あったかいものね。冬はやっぱりコタツだ! ・・・ケリーちゃんのごひいきになれなかった人は足を噛まれちゃうけどね・・・・・・。 さて、ケリーちゃんが抱えていたトラウマを象徴する出来事を書いておこう。 ある日、家族は夜にそろって外出することにしていた。そういうことってあるよね。コンサートとか、野球観戦とか、Jリーグの試合とか、家族そろってのお出かけは家族の歴史のいい思い出になる。 その日は長男さんだけは家に残って、他の家族は揃って出かけていった。 すると、ケリーちゃんが気が狂ったように暴れだした。絶叫し、自分を噛む。血が流れる。長男さんはなんとかなだめようとしたが、どうすることもできない。 ケリーちゃんが心を寄せることにした人。つまり、お母さんと、末っ子の女の子と、次男さんがケリーちゃんを置いて、夜にいなくなってしまったわけだ。好きな人がみんないなくなってしまった。 いつも一人ぼっちで置いていかれて『寂しい』ということがトラウマになっていたケリーちゃんにしてみれば、それは再び襲ってきた恐怖でしかなかった。 またひとりぼっちでおいていかれる ケリーちゃんは暴れまくった。自分を噛みまくった。 長男さんは『ケリーが大変だ』と携帯電話ですぐに連絡した。外出を楽しんでいた家族は・・・勿論大急ぎで帰ってきた。 オウムには心がある。愛情がある。感情がある。知性がある。好きな人に心を寄せてくれる。 そして、年をとったオウムは人の心を理解できるようになっている。 人間の子供は元気に帰ってくることもあるし、落ち込んで帰ってくることもある。 不思議なことにケリーちゃんは落ち込んで帰ってきた人のところにくっついていったそうだ。 愚痴もたくさん聞いてくれたそうだ。 ![]() 去年の夏、暑い夏、ケリーちゃんは食欲をなくして、ちょっとやせてきていた。しかし、秋には元気を取り戻し、食欲も増して元気になった。 しかし、寒くなった12月。外出先からお母さんが帰ってきて、ケージから出してもらって、コタツに入っていた次男さんに甘えに行ったとき、突然様子がおかしくなった。お母さんは急いで抱き上げた。そして安心するかのようにお母さんのお顔を見上げ、ケリーちゃんは動かなくなった。 2年と8ヶ月のケリーちゃんの幸せな日々だった。 ![]() これで、ケリーちゃんの話はおしまいです。 明日、ケリーちゃんの話を伝えていただく方法を書こうと思います。 ・・・いや、涙がでちゃって書けないんですよ・・・・。 ブログランキングの方は、ランキングが上の方がたくさんの方に見ていただけるだろうということで、上にも下にも『ポチッ』というのを入れております・・・・。 明日からは地道に下だけにします・・・・・って・・・え〜ん 画面が見えん・・・ |
この記事のコメント |
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みだがはらんさんお疲れ様でした。
ひとりぼっちだったケリーちゃんを引き取って愛情を与えてくれて ケリーちゃんのままさんにありがとうと言いたいです。 もう一度、ケリーちゃんが生まれ変わるなら 今度こそはじめからたくさんの愛情に包まれていて欲しい。 目が曇って・・・前がよく見えません・・・・ 愛情とぬくもりにあふれたものであってくれて、ほんとによかった。
過去の記憶を全て消し去ることは無理でも、あったかい記憶を新しく作っていくことが出来て、ほんとによかった。 愛情をよせた人間に愛されて、幸せを感じることが出来ていたと思うので、少しほっとしました。 胸は痛むけれど、安心の中で迎えた最後を思うと、あたたかいものも生まれました。 ケリーちゃんを紹介してもらって、よかったです。 みだがはらんさんも、お疲れ様です。 ケリーは逝ってしまいました。
たった2年と8ヶ月でした。 みだがはらんさんが書いているようなそんな天使のような日々ばかりではありませんでした。 鳴いて、呼んで、わめいて・・暴れて、噛んで・・ 一時は鳥の保護施設にお願いしようかと思ったこともあります。 大型鳥の飼育本を何冊も何冊も読みました。 でも「呼び鳴きした時はその場から離れて・・」っていう普通に飼われている大型鳥の常識が通用しませんでした。 ゲージの中から大声で鳴く、ゲージを開けて出してとまらせる・・自分では動けないから・・また大声で呼ぶ・・それに台所から、パソコンの前から「ちょっと待ってて・・」って声をかけて・・そして迎えに行く・・ でも足が離れないから10分近くかかって足の指を一本ずつゲージから離してやっと肩に止まらせる・・・ 卵も迎えた次の年から落鳥するまで9個生みました。 タイハクで、一般で飼育されていて、性成熟するのは珍しいと知りませんでした。 でもあの卵さえ産んでくれてなければ・・今も元気に私の膝の上にいるかもわかりません。 最後の卵は秋に産みました。 11月ごろだったと・・ もう孵らないのに・・何日も何日も必死で暖めていました。 ケリーは自分のことを知っていたのかも・・そして自分の分身を残そうと必死になっていました。 今ケリーは私と過ごした台所のすぐしたの庭に眠っています。 もうすぐつめきりそうが咲きます。 今年は冬がつらかったので「さむくないかい?」って何度も聞きました。 私はあの子に何もできなかった・・ 白い天使が飛び立ちました。 はじめまして。
びびおどと申します。nishiさんのところからとんでまいりました。 ケリーちゃん・・・。言葉になりませんでした(涙 是非、紹介させて頂きたいのですが、リンクを貼らせていただいてもよろしいでしょうか? ケリーちゃんの2年8ヶ月は、幸福な日々だったと思います。
40年分以上の楽しい時間をケーままさん家族と過ごせたと感じています。 ブログを読んでいて…涙が止まりません! 私は鳥を飼っていない、友人にも話しています。 こういいう仔もいるんだと現実を伝えています。 ジュリアちゃんも幸せな日々を送っていると思います。 +幸せ。
みだがはらんさん、初めまして。
nishiさんの所から来させて頂いた、姉。と申します。 涙が止まらなくて…どうしよう、なかなか言葉が思い付きません… 考えたくは無かったけど、ニュースとかにならないだけでケリーちゃんみたいな仔は居るのかも…とは漠然と思ってた…けど…実際見てみると… 横から失礼します。ケリーのままさん、私には解らないですけど、でも「何もしてあげられなかった」は違うと思います。ケリーちゃんはケリーのままさんと一緒に居る間は一番欲しかった愛情受けられて幸せだった…そう思います…あと、ケリーちゃん可愛いです。うぅ、涙が… 本当に考えさせられました…ポチ位しかできませんが、非力ですが、私の所にもリンク貼って宜しいでしょうか?是非ご検討宜しくお願い致します。 何度もすいません、混乱してて間違えました→×ケリーのままさん○ケーちゃんのままさん..
本当に失礼致しました〜!!!(土下座) >野菜ジュースさん
ケーちゃんのままさんはよく、頑張られたと思います。 涙出ちゃうんだよね。 >ひなたさん 人間がやったことだから、人間が後始末しなきゃね。 ケリーちゃんが最後に大好きだったままさんの腕の中だったことが救いです。 ねぎらいの言葉ありがとう! >ケーちゃんのままさん うまく書けなかったところがあったら、ごめんね。 でも、たくさんの心のある方たちが、読んでくださって、千の風になったケリーちゃんが忙しそうにしていたら、ケリーちゃんはたくさんの方たちの愛情を得ることができる。 頑張るぞ!! >びびおどさん 来てくださってありがとう! 次の記事書いちゃったら、ケリーちゃんの記事をたくさんの人に読んでいただけなくなるから、やっぱりケリーちゃんのことを書いた記事のURSをはっていただいたほうがいいなか〜などと考えております。レス書いてから頑張ります。 >ワーコさん お友達に伝えていただいてありがとうね。ケーちゃんのままさんは『写真は使っていただいてもいいですよ』って言ってくださいましたが、心無い人が、面白半分にハゲハゲオウムの写真を悪用するかもしれません。写真の使い方は次の記事で書きますね。 >姉さん ありがとうございます。本当にいるんですよ。そんな子が。もっとひどい目に合っている子もいるでしょう。 そんな子は水面下にいるのでしょう。人間は『臭いものにはふたをする』という傾向がありますから。 >姉さん!!
気を使ってくださってありがとうございます。 誤字・脱字・勘違い・読み間違いなんてしょっちゅうだよ。 HNも色々あって、気を使ってしまいます。 我が家にも5年間虐待されたオウムを保護しています。
ネット通販で容易にインコ・オウムが購入できるようになった昨今、 こういった事例は多いと思います。ケリーちゃんのように 優しい新しい家族に出会える鳥は幸せです。しかし、やはり表に出てこない 動物がたくさんいます。愛情を知らない動物、特に優しい動物は その思いを自分に向けるんです、いわゆる自虐行為です。 我が家にいるオウムも毛引きでケリーちゃんのように胴体は裸です。 ちょっとした不安をおぼえるとすぐに羽を齧り、足を齧り・・・。 でも今は愛情の受け方を少し覚えてくれました。今は羽も齧っていません。 おもちゃで遊ぶ楽しさも覚えたし、ひまわりしか与えられていなかった食生活も たくさんの種類の果物やペレット、木の実をたくさん食べています。 何が言いたいのか分からなくなりましたが、こんなむごい仕打ちをするくらいなら 動物なんか飼わないでほしいですよね。飼うんだったらきちんと特性を理解してほしいものです。 >通りすがりのもの者さん
書き込みありがとうございます。 見えぬところで、人間の経済活動の中で、迫害されている生き物たちがいることを、もっと積極的に表に出していかなければならないと思うのですが、隠されてしまってなかなか見つけることはできません。でも、実際にたくさんいるのでしょう。一人は非力ですが、自分の出来ることを少しずつやって生きたいと思います。 ケリーちゃんってケーちゃんだったのですね。
みだがはらん様、ケリーちゃんとケーちゃんのママさんたちの事を教えてくださってありがとうございます。 アーモンドチョコを食べていたケーちゃんのこと… 「ローストチキンにしようかと思ったけどかわいそうだからやめたみたいなケーちゃん」のこと… 数年前にある掲示板で拝見してから、ずっと心に残っていました。 いい人のお家に引き取られたな、 ケーちゃんはこれから体によくておいしいものを沢山食べて、 楽しいことを沢山知るのだろうと思っていました。 こうして、その後のことを知ることになろうとは思っていませんでした。 ありがとうございます。 >ぽーちゃんとみちよ さん
コメントありがとうございます。 このブログのリンク集のところに『ケリー』というブログがあります。これから紹介しようと思っているのですが、ケーちゃんのままさんがケリーちゃんの記録を書き始めていらっしゃるところです。そちらへ行けば直接ケーちゃんに直接コメントを送ることが出来ますよ。 |
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ブログのリンクから知ったことなのですが。 タイハクオームのケリーちゃんの生涯について 書かれているものです。。。 「伝えてください」という趣旨で書かれています。 鳥が好きだとか、そういったことは関係なく是非 みて下さい。 40年という時間 http://soumeid... …
2008-04-06 Sun 23:12 とりだより
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